サイズ違いの 天窓交換(トップライト交換)について
2022年04月15日
今回も経年劣化による雨漏れが発生している天窓(トップライト)の交換工事です
今回は天窓(トップライト)周囲から雨水の入っている量が少なく
まだ天窓(トップライト)周囲の壁紙などの劣化も ひどくない状態で お客様が事前対応として天窓(トップライト)交換を希望されました
この事前対応がとても大事です
雨漏りが ひどくなってしまうと 柱や 下地の木が腐ってしまう
場合が多く
そっちも補修してからの天窓(トップライト)工事となり高額になってしまうケースもあります
今回は 天窓(トップライト)からの雨漏りは少しだったので 下地の補修などは不要でした
それでは既存の天窓(トップライト)を外してみましょう
天窓(トップライト)を外すと 天窓(トップライト)の木枠が残ります さらにこの枠を外し、完全に何もない状態になりました。
天窓(トップライト)の開口部の 下端に 雨水が侵入した形跡が あります
天窓(トップライト)雨漏れの場合雨水が侵入すると 天窓(トップライト)下隅に雨が出てきます
新しい天窓(トップライト)を載せました
今回はベルックス社製の スカイビューシリーズ フィックスタイプです
ガラスは 透明合わせガラスを採用 雲や星空を部屋の中から眺められるクリアガラス
サイズは 縦が 1395ミリ 横が776ミリ 縦長の大きな天窓(トップライト)です
天窓(トップライト)交換後
天窓(トップライト)交換前
もともと既存の天窓は 幅がさらに 60ミリほど大きく
少しだけ幅を小さくする必要がありました
室内側から見ると 少し幅が小さくなったのがわかると思います
このように 天窓(トップライト)内側に着色した木材を施工し
そこに天窓(トップライト)を設置します
縦の大きさはほとんどぴったりでした
天窓(トップライト)の設置後は
専用の天窓(トップライト)交換用防水シートで防水をします (REK-Lシート)
さらに その周囲は 田島ルーフィングのライナールーフで 念には念を入れ防水をします
この天窓(トップライト)防水の技術がとても大切で 屋根の専門業者でない場合は 注意が必要です
なぜならば 屋根の防水には 雨仕舞という特殊知識が必要で
雨仕舞を理解していない職人さんでは 危険です
天窓(トップライト)を載せて 今度は室内側から見切り材の調整をします
この時に 天窓(トップライト)ガラス面に汚れが付かないよう慎重に行います
今回はクロスが一番剥がれていたものの 少ない範囲だったので天窓交換用見切り材のモールを回すことで ほとんど隠すことができました
お客様も 仕上がりに満足していただいたようで
とても嬉しく思います
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この記事を書いた人
成田 崇
・かわらぶき2級技能士
・瓦屋根工事技師
・瓦屋根診断技師
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。